小児矯正の間違った常識

顎が狭いからこのままだときれいに並ばない?

患者さんの中には、顎が狭いときれいに歯が並ばない、そして顎さえ拡大すれば自然と歯がきれいに並ぶと思っていらっしゃる方がたくさんおられます。しかし、顎を広げただけで歯並びが整うわけではありません。

顎が小さい時は、もちろん広げる必要がありますが、整った歯並びにするためにはブラケット装置などを使って歯の一を一本ずつ調整する必要があります。一般の歯科医院ではブラケット装置を使用した治療までは行っていない場合も多いので、そのようなときは当院までご相談ください。

小児矯正は、小学生で終わるため、中学生になった頃にはきれいな歯並びになっている?

小学生で小児矯正は終わると思っている方が多いように感じます。
ただし、しっかりした歯並び・噛み合わせにするためには、永久歯が生え揃ってからの治療も重要です。永久歯にブラケット装置を装着し2~3年の治療期間を経てはじめて良い歯並び・噛み合わせとなります。
永久歯が生えそろいブラケット治療を開始できるのが中学1年生前後のため、目安としては中学生いっぱいが治療期間となります。

早い時期に矯正治療を始めれば、治療が早く終わる?

とにかく早めに矯正治療を受ければ、歯並びが短期間で良くなり、その後の矯正治療は必要ないと思われている方も、いらっしゃいます。
乳歯と永久歯が混在している期間に一見整った歯並びになったように思えても、永久歯に生え変わった時にはでこぼこになることも少なくありません。
乳歯と永久歯が混在している期間に一見整った歯並びになったように思えても、永久歯に生え変わった時にはでこぼこになることも少なくありません。
ほとんどの場合は、永久歯に生え変わった後、ブラケット装置を使用した治療が必要になるため、早く治療を開始しても早く治療が終わるわけではありません。
しかし、その子にあった治療開始時期を見極めるためには、早めに相談することはとても大切なことだと考えています。

通院間隔を短くしたら早く終わる?

矯正治療中の通院は、早すぎず遅すぎず、当院がご案内する最適な頻度でお越しください。

使用している装置やお口の中の状況によって、1ヵ月に1度の来院が好ましい場合、もしくは2,3ヵ月に1度の来院頻度が好ましい場合などがあります。
使用している矯正装置やお口の中の状態によって通院間隔を決めています。単に通院間隔を短くしたからと言って治療が早く終わるわけではありません。

Kids矯正 クリスタル矯正歯科 監修 tel:0587-37-8811
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